アベノミクスによる物価上昇が本格化したら稼ぐ力が重要になってくる

マンション購入に限らず、資産形成を考える上では、経済動向とまで言わなくても、せめて社会や日本経済の大きな流れ(トレンド)などは頭の片隅に置いていた方が良いでしょう。
経済などに門外漢の私は、効率よく専門家の意見を拝聴する機会としてPodcast(ポッドキャスト)を利用しています。

これから、定期的に納得いく指針を得られたものを備忘録もかねてメモしていきます。

以下は今回の出典、NHKラジオ第一、ラジオあさいちばん「ビジネス展望」より、“日本に物価上昇が起きたら” 経済アナリスト、藤原直哉さん

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引越 格安




アベノミクスでは物価上昇が目標とされている



民主党から政権を奪回した自民党総裁、安倍晋三首相は、「3本の矢」と称して

  • 大胆な金融政策
  • 機動的な財政政策
  • 民間投資を喚起する成長戦略


  • この3つを基本方針として、目指すところは、インフレ目標を2%とした物価上昇・経済の活性化だと言えます。

    今はまさに、20年続いたデフレ(物価下落)から、インフレ(物価上昇)への歴史的転換期です。



    不況のまま、物価が上がるとどうなるか?



    不況下、賃金が上がらない状況で、物価が上昇すると、生活が困窮します。入ってくるお金は変わらないのに、出て行くお金ばかりが増えていく状況です。
    実質的に多くの人が失業している状況で物価が上がりだすと、生活が厳しくなって世の中が荒れてきます。苦痛に耐えられなくなった民衆が様々な行動を起こすことがあります。
    日本では容易に想像できませんが、海外を例にとると、エジプトなどで起こった“アラブの春”のように民衆が蜂起するような事態になりかねません。
    アラブの春_民衆

    物価が上がれば金利も上がります。
    住宅ローンを変動金利で借り入れをしている家庭では、月々の支払い金利が上がってしまいます。

    これまで発行された超低金利の国債・地方債・社債は大きく値下がりします。
    国・地方・企業など、これまで超低金利で運営されてきたところは急速に行き詰ってきます。

    生活困窮から、手持ちの不動産を整理しなければいけない人が増えるため、マンションや不動産を売る人が増えて、不動産も値下がりをします。

    雇用が安定せず、賃金が上がらないまま、物価だけが上がると困ることが多いのです。



    これまでの物価下落では何もしないのが得だった



    これまでの物価の下落局面では何もしないのが最善の策でした。
    物の値段が下がっていくことは、相対的にお金の価値が上がっていくことです。
    天秤
    20年前の100万円よりも現在の100万円の方が価値があるということですね。そういわれてみれば昔に比べて100万円で買える物は増えたように思います。

    企業においては、大胆な設備投資などを行い、キャッシュを減らすよりも、
    リストラを粛々と行い、出て行くお金を絞ることが重要でした。

    この20年間、改善や改革を行う人より、管理する人が重用されてきたと言えます。

    しかし、リストラは、世の中に何も新しいものを創りだしてはいません。
    設備投資や開発を行わずに、リストラをやりすぎたことで、日本は世界的に競争力のある産業を失ってしまいました。
    これまでの日本の稼ぎ頭だった、車・半導体・電気製品に代わる、これからの稼ぎ頭(新しい産業)を日本が持っていないのが問題です。



    これからは稼ぐ力を持った人が重要視される


    物価が上昇すると、物の値段が上がる代わりに、相対的にお金の価値が下がっていきます。
    つまり、これまでのように黙ってお金を持っているだけでは、お金はドンドン目減りしていきます。

  • 新しい産業を創れる人
  • 横にチームを創れる人


  • 今後は、企業でも人であっても、稼ぐ力が重要になってきます。



    まとめとして



    物価上昇の負の側面が強調されすぎているかもしれません。
    しかし、稼ぐ力のある人にとっては物価上昇は喜ばしいことだと言えます。
    企業でも、個人であっても、稼ぐ力があり、外からどんどんキャッシュを引っ張ってこれるようであれば、これほど良いことはありません。

    不動産業界の立場から言えることは、物価上昇(インフレ)が起きれば、住宅ローンの負債(借り入れ額)が相対的に小さくなります。
    今後、物価・賃金ともに上昇し続ければ、今借りた3,000万円は10年後・20年後には今よりずっと小さくなります。賃金上昇で年収が上がるので当然ですね!

    ただし、困ったことに金利も上昇します。今現在、住宅ローンを組もうと考えている方なら、“フラット35”などの長期固定金利を検討されるのがよろしいかと思われます。


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